KLAS(スイス公文学園高等部)のあれこれ


KLAS(スイス公文学園高等部)に関する、非公式情報をあれこれ書き並べました。
言うまでもありませんが、これらのことは1999年の卒業生が思い浮かべている事柄です。
 今では事情が変っているかもしれませんし、記憶違いで正確ではないかもしれません!

※村や学校の様子を、見たいという方は、「 写メール少々 」ページも、ご覧ください。

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その他

ミュージカル
役者経験
総評
「卒業後10年」
保護者の方

 
その他 - KLAS3年間、いろいろ -

ミュージカル

KLASでは毎年度末あたりに、学芸会というか文化祭というか、英語ミュージカルが上演されます。
私がいた頃は、バグジー・マローン、トム・ソーヤ、オズの魔法使いをやりました。

監督はKLの先生ですが、役者・裏方・音楽の全てを生徒が行うもので、或る時期から毎日、関係者は授業後に奔走するようになります。   

学校側もミュージカルには物凄く力を入れるので、普段なら厳しく叱られる行為が黙認されたりします(髭を生やしたりとか、スタディ・ホール遅刻とか)。

そしてミュージカルは「参加する側は、楽しい」ものなのです。
全生徒の3分の1ぐらいがミュージカルに関わることになりますので、ミュージカル季節になると関係者以外に暇が訪れますし、最終的に、強制的にミュージカルに関わらず本番を見物させられるので、関係者以外は、極めてつまらないものなのです(結局、みんな素人ですから……)。

一年生が主役に抜擢されるのも珍しくないので、
「英語が不安だから……」
などと躊躇せず、きっと参加してください。

役者の

経験

このミュージカルが直接の契機になったと考えられるのですが、ミュージカル中でおいしい役を演じられた落合哲郎という先輩が、今では宇宙堂という劇団でまじめに役者をやってます。
渡辺えり子と共演しています。

それから昔から役者志望だった或る先輩は、
「俺のKLAS志望動機の一つは、役者にとって重要な、変わった経験を積むためだ」
というようなことを仰ってました。

そういえば、私のように小説家志望で、変テコな経験を積みたかったという人種もいますネ。

総評

私はこの学校へ行って良かったと思っています。
もちろんホームシックにかかったり、失恋に泣いたり、反抗期で先生と対立したりすることもありましたけれど、思春期の時期を、親から離れ、しかもかなり特殊な環境で過ごすというのは、まったく得がたい経験であるわけで、そこへ行けるというのなら、ぜひとも行って欲しいと、強く思って、こんなページまでこしらえている次第です。

日本の高校を選んでいたらきっと中途半端な不良になっていただろう、行って良かった……なんて私は思うのですけれど、まあ人によってはそんな感想を持たないかもしれません。

将来は、平平凡凡にサラリーマンとなって、リストラにびくびくしつつもまあ何とか食って行ける、そんなささやかな大人になりたい、という人にはKLASは不向きです。 
日本の高校で朽ちてください。

それから、KLASへ行ったからといって、無条件で英語の達人になり世界を股にかける人間になれる、などと思ってはいけません。
KLASでも勉強をし、そして日本に帰ってまた勉強しなくては(と自分に言い聞かせながら)。 進路については、パンフレットに書いてあると思いますから、それを見てください。

と、いう次第で、何でも、質問などがありましたら、メール、または掲示板に書いてみるなりしてください。 私が答えられるだけは幾らでも答えますし、OBや現役生が掲示板に現れるかもしれません。

卒業後

10年

卒業してからの、私の個人的な体験については、以下のリンクから、適当にごらんいただけます。
KLASの保護者会で喋ったものです。

卒業後6年

アルバイト三昧の「半浪」時代の後、割と有名な私立大学へ指定校推薦で入り、哲学と社会学のチャンポンを勉強して、国家公務員2種を取って国立大学事務員になった、までが書いてあります。

ちなみにその後は、結婚して、2年間の長期研修プログラムを取って、東京のお役所へ一年勤め、さらに一年ロンドンでブラブラ遊び仕事して、日本へ戻ってきて、再び大学事務員、という感じです。
あんまり参考にならないかもしれませんが、まー、適当に。

保護者

の方

保護者――というか、私の親の場合。
年に一度、学校側が主催・企画する、スイス訪問プログラムというのがあり、それに便乗して、毎年スイスへやって来ました。

このとき、同じ県の保護者は、空港の関係で、まとまって行動することが多く、だんだん親しくなるのが常のようですが、やがて、私の親は、「愛知県の親の会」を結成し、同級生の保護者のスイス旅行&各国観光を、勝手に手配するようになりました。
レザンでも「親の会」一同はそろってレストランへ行き、子供そっちのけで、ワインを飲み、やんややんやと騒いでいました(子供の方は酒が飲めませんから、むしろ白けてます)。

やがてその「親の会」は、当の子供がKLASを卒業した後も継続されることになり、いつしか「レザンの会」と名を改め、子供がKLASを卒業して10年経った今でも、月に1度くらい集まって、酒を飲み交わしています。
もはや子供は関係ありません。

というわけで、子供関係なしに、保護者の方も満足している例をご紹介しました……。

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