ＫＬＡＳ（スイス公文学園高等部）のあれこれ


ＫＬＡＳ（スイス公文学園高等部）に関する、非公式情報をあれこれ書き並べました。
言うまでもありませんが、これらのことは1999年の卒業生が思い浮かべている事柄です。
　今では事情が変っているかもしれませんし、記憶違いで正確ではないかもしれません！

※村や学校の様子を、見たいという方は、「 写メール少々 」ページも、ご覧ください。

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恋愛・友情　- 恋の花咲くＫＬＡＳ -

恋愛

 いっぱいしましょう、いっぱいできます。
日本人男女百人ずつ、他に日本人はいない、家族から離れて孤独、思春期真っ只中、こういう環境なので、カップルができるのも当然です。

ただし、あまりに激しい、公序良俗に反するような、子供を作りかねないような恋愛が発覚すると、男が帰国させられます。
まあ、清純な恋愛をしている限り、学校側も「いいことだ」と認めているくらいです（本当かしら）。

それから、狭い共同体ですから、二人の付き合いを秘密にしておく、二股かける、というのは不可能です。　残念でした。　

また、基本的に学校側にも察知されるので、学校の遠足（といってもベネチアへ行ったりバルセロナへ行ったりする遠足です）の行き先もバラバラにされます。

要するに、狭い共同体ですから、異性が魅力的に見えてきます。
目が慣れると言うか……ｵｲｵｲ。
それから、それなのにどうしてもカップルになれない方も、中には、そりゃ、ねえ……。

あとあれです、卒業間際になると様々な恋愛模様が急展開するのが恒例となっています。
入学当初から付き合っていた二人が、いきなり別れて、それぞれ別の相手と付き合ってる！　なんてのは、ザラです。

みなさんも、悔しい思いをしないためにも、思いを伝えるなら早く！　卒業間際なんてもったいない！　
ということを頭のどこかに入れておくと、高校生活がバラ色に染まるでしょう。
（ついでに言うと、思い切って別れることにする場合も、グダグダせずにさっさと別れる、と決めた方が良いと思います……というのは、管理人の個人的な愚痴です）

ﾌｧｲｱｰ

ﾜｰｸｽ

ｶｯﾌﾟﾙ

 こういう名称は、たぶん今でもあるでしょう。

８月１日はスイスの独立記念日で、夜になると花火（ファイアーワークス）が上がります。
「花火をを一緒に見よう」
というのを口実にして、７月半ばに入学してくる新１年生のカップルが、うぞうぞッと、あちこちで出来ます。　
あるいは、新一年生と上級生のカップルです。　
（どういうわけか、学年によって傾向があるようでして、
　「この年は豊作や！」という学年と、
　「ああ、この年はひどい……」という学年があるとされています←非公式、未確認、主観的情報）

海外生活の開放感、また恋愛への興味関心から、新一年のカップルは百花繚乱、ぽこぽこできて、　そして、そういう連中の９割は、１ヶ月もしないで終わります。
毎年の恒例です。

友情問題

?@

たぶん今でも同じだと思いますけど、食堂の８人がけのテーブルに座るメンバーは、固定的です。
座る場所も固定的されていて、何となく、その８人が仲間となって行動することが多くなります。
例えば、バンドを組む時には、大抵、その８人のうちの幾人かで構成されますし、そのテーブル組みの中で、休日に、ローザンヌへ出かけたりします。
例外もありますが、その８人は、よくくっついています。　ある種、派閥です。

私の学年では、男女とも、だいたい３テーブル派閥がありました。
もっとも、同室の後輩連中や同じ部活連中が集まるテーブルだとかがあったり、テーブル派閥間の境目が日替りであいまいだったり、派閥に属しているようには見えないのだが派閥員だったりする人がいて、すっぱと派閥だというふうにも断言できません。
また、いくら派閥だからといって、テーブルどうし仲が悪いわけではありません。
なんとなく座るテーブルが固定される、そこで話が盛り上がって一緒に行動するようになる、というに過ぎませんが。

友情問題

?A

男子より女子の方が深刻だと思われますが、仲たがい、喧嘩のことを書きます。
そもそも小さな共同体ですから、どうしても固定的な交友関係になります。
そこで喧嘩というか、仲たがいで孤立してしまうと、どうも、難しい状況に陥ってしまいます。

私の覚えでは、３年の途中までたいそう仲の良かった女子２名が、或る時ケンカをしたらしくて、片方が、それからしばらく食堂に出てこなくなったということがありました。
食事の位置が固定的だから、仲たがいは致命傷です。
それからも２人が仲直りをしたということは聞かなかったわけですが、やがて食堂に来なくなった方は別のテーブルで、同室の後輩なんかと一緒に食べるようになっていました。

当人はやがて立ち直って、以前より明るくなったし男子からもより好かれるようになったので問題なくなったわけですけれど、なかなかたいへんなものだなあと感じたのです。

とはいえ、基本的にみんな根はやさしいので、誰からも相手にされず完全な孤独になることは絶対にありません。
閉鎖的なテーブルと、開放的なテーブルというのがあるし、同室の住人もいます。
同室共同体を中心に、３学年が同席していたようなテーブルもありました。
ちなみに、同室の住人間では、紛争が起きても、３人部屋が多いので仲裁役がいますから、大抵すぐ仲直りします。
そもそも仲直りしなくては、やって行けません。
何にしても、いい経験です。

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恋に

落ちる

とき

 基本的に、みんな一人残らず、ＫＬ在学中に、恋に落ちます。
狭いコミュニティですし、色々なイベントがたくさんありますので、男女の接点は実に多いです（あ、もちろん男×男、女×女の接点も多いですよ）。

最初に書いた、「ファイアー・ワークス」もそうですし、冬のスキー、遠足旅行、授業のグループ課題、部活や音楽練習、ファミリーなどなどなど。
なんだかんだで、みんな仲良しです。　いろいろ積極的に声をかけたら良いと思いますヨ。

あと、ＫＬＡＳでは、相手を「下の名前」で呼ぶことが多いです。
英語の先生がみんな、「Ｈｉｒｏｓｈｉ」とか「Ｋａｏｒｕ」と、下の名前で呼ぶので、生徒の間でも自然と、「Ｈｉｒｏｓｈｉ先輩」「Ｋａｏｒｕさん」と呼ぶことになります。　
このあたり、色々と、ドキドキしてください。

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